講話音声再生(351~355)

第三五一条 「世の中にかんちがいが沢山ある。ィ、わが身の汚れに神に塩ばらいする。 ロ、助けるためのひつけをたたりと思う。 ハ、神へのご進物を人よりもらう。 ニ、神に貸せばよいのに借りつける。 ホ、たのめば良いのに苦舌いう。」

第三五二条 「人と神とが別別にかけ離れて暮らしておる場合を凡夫という。人と神とが合うて、一つになって暮らしている人を聖者といってよい。」

第三五三条 「物を食べる場合に、自分だけの時は、わるい物から先に食べるが、人と入りまじりの時には、良い物から先にとる。この道の誤りがなければ、信仰に入れる。」

第三五四条 「人は目の前の事のみに力を入れて、先のことや人の事には、無頓着にやり通す、神仏に仕える人は、先を見通して目の前の事には迷うてはならぬ。」

第三五五条 「自分の心の主となれ心を主とするなかれ。」