講話音声再生(301~310)
第三〇一条 「心の力を知る人は、神の代理者となる資格があるものである。」
第三〇二条 「人の前に、自分を飾る事を知らぬ人は、真の人生を味わう事が出来る。」
第三〇三条 「いかなる人とでも、快く話せる人は尊い人である。」
第三〇四条 「人の魂を磨く人は、善でもなく、悪でもなく、慈悲である。愛である。」
第三〇五条 「万事ぬけ目のない人、必ずしも偉い人とはいえぬ。欲の為にだまされてはつまらぬが、子供のようにだまされやすい人には偉い人がある。」
第三〇六条 「涙は、神に救われるかぎであるが、人に見せるべきものではない。」
第三〇七条 「光ある所には、必ずやみがある。やみを透して光を見て、やみを尊ぶのが、真の道である。光のみにあこがれては、いつまでも、光りの尊さはわからない。」
第三〇八条 「あまり、神の恵みが、すみずみまで行き届いている為に、その中に住んで、その有り難味がわからぬ。船室の中にいて、船の進むのを知らぬのと同じ事である。何事も困り抜いた時を考えてみれば、有り難い。死ぬ事さえもありがたい慈悲がわかる。」
第三〇九条 「愛を母として生れ出た智恵は、真実の智恵である。」
第三一〇条 「愛しようとして愛し得ぬどころか、逆境に立った時には憎しみが湧いてくる。これが人生の悲しみである。ところが自分の真の価値が、外のすべてのものから来ている。たとえそれが逆境に立たされた時でも、その逆境そのものが、やがて来るべき楽土の道筋である事を思えば、何一つとしてよりよく進む大法であると思える。このように見れば死さえも感謝の心が起る。」