「神泉園講話集」と名づけたわけ
末尾の歌は、村木幸次郎先生が、青年の頃、 津田(香川県) で、 生き神さまとしてあがめられていました、泉庄太郎先生の生前の言行を、二十余年の長年月の間にわたり、六百首の教としてまとめ作りあげられた心境をよまれた歌です。この六百首の教は、か条がきとして、すでに一冊の書物として発刊されております。
その書物を神泉園と呼んでおります。
本書は、六百首それぞれのか条について、事例をあげられ、師匠、泉先生の徳をしのばれて講話されました内容を、 集録いたしましたものであります。それで本書を「神泉園講話集」と名づけた次第です。
歌 詞
いともなつかし 泉尊
肉のみ声の おん教
深く身にしみ 折にふれ
語り出せば 聞く人の
心忽ち和むなり
最も尊き この宝
筆にのぼせ あまた世の
わが同行に 分たなん
この文積りて 六百首
神泉園とぞ 名づけたり